借金額・借金のきっかけ
年齢/性別 | 職業 |
---|---|
30代/女性 | 専業主婦 |
借入先 | 借金 |
アコム | 30万円 |
レイク | 30万円 |
アイフル | 20万円 |
プロミス | 30万円 |
元々親が借金まみれで、家庭環境も悪く、虐待を受けて過ごしてきました。虐待が10年以上続き、命を守るために借金をして家を出ることを決意し、借金をしたのがきっかけです。
だけど、虐待を受けていたせいでPTSDという心的外傷後ストレス障害になってしまい、働くことが困難になりました。借金を返すためと、生活のために消費者金融で借金を繰り返し、気がつけば総額100万円を超えていました。
身内に頼ることもできない私は、新たに借金をして何とか日々を過ごしていました。返済が遅れどうしようもなく放置していたら、当時の実家に連絡が行き、虐待をしていた身内にバレてしまいました。
それから、返せないしどうすることもできないし、生きてるのも辛くて、夜逃げ同然で荷物もそのまま家を離れ、個人情報を調べられるのが怖くて住民票も転出届だけをし、健康保険は住民票がないので諦め、10年近く逃げ続けていました。
督促状を主人に見られて借金がバレた

それから、まともな生活がしたいので仕事をするようになり、住民票も作り、借金の返済はどうやって消費者金融に連絡を取れば良いのかわからずに過ごしていました。
が、やっぱりすぐに特定され督促状が届き、当時借りていた金額よりも遅延損害金が倍以上請求されていて、各社200万近い請求が一気にきました。
対処もできず、過去のことだし、主人と結婚することが決まっていたけれど打ち明けることができずに、いつか何とかしようと少し放置していました。
結婚して、名前が変わったけれど、調べ上げられて、新しい住所に新しい名前で督促状が届き、それを主人に見られてバレました。
ですが、少し卑怯ですが、10年経過していたのと、5年以上返済をしていなかったこと、裁判を起こされていなかったことで、支払い時効援用手続きを法テラスを通じ弁護士の先生にお願いすることができて、無事で手続きが完了しました。
その他にも、個人的に借金をしていたこともあり、会社から借金をしていたこともあり、相手の方達に今までの経緯をお話ししてお許しを頂き、自己破産をすることになりました。
現在の状況は
過去の借金は、支払い時効援用手続きができるものとできないものがあること、裁判を起こされていたらその分時効までの時間が長引くこと、個人間の間でも借用書がないと貸した証明にならないこと、個人間の間でも弁護士が間に介入して自己破産の旨を相手に伝える必要があり、相手からの返事を待たなくてはいけないことなど、今まで未知だった世界や、事実をこの地獄のような日々で経験し、知ることができ、解決に向けて力を貸してもらえて今生きています。
もう、あの時のようなインターホンが鳴るたびに怯えて、怖くて、夜も安心して眠れない日々は繰り返したくないです。お金は人との関係を一瞬で壊してしまう。
借金をしていてバレた時、私の場合は事情が事情だったためお許し頂けたり、幸いにも受け止めてくれる主人と結婚できたので今、前向きに生きていくことができています。
自己破産して以来借金は一生一切しないと近い、困る前に少しずつ蓄えをする、余ったお金は必ず貯金する、本当に必要なものかどうかを判断してから購入したり、お金を使うなどとルールを決めて過ごしています。
一度、借金苦や過去の出来事、毎日の取り立てにくるのではないかという恐怖で、強迫性障害にもなり、うつ病にもなり、で生きていくことを諦めかけました。しかし、法テラスや、市の福祉課などで相談できることを知り、思い切って全てを打ち明け助けの手を差し伸べてもらい、助けていただくことができました。
自己破産したことや、借金で失ったもの、これらは人生の中でものすごく大きな出来事となって、今も忘れることができない気持ちもたくさんあります。これからは一生懸命主人と頑張って過ごします。